分量
皇暦284年4月18日
今年で4歳になる私の息子。
やっと授かった息子ルー
とても可愛い。愛しい。
そうだ、あの子にこの世で誰もが望むだろう物をあげましょう。
皇暦286年6月30日
まだまだ足りない。
人知れず用意するのは苦労する。
ルーに物心がついたのか「嫌だ」といって抵抗するようになった。
怖くないように原型は見せないようにしているのだが・・・
ごめんなさい。でもあなたのことを思ってなの。
皇暦287年12月5日
まだ半分といったところ。
そろそろ城にも噂が立ち始めている。急がないと・・・
最近ルーが私を見る目が明らかに怯えている。
姉のレンにとても懐いているよう。
レンがとても憎らしい・・・
皇暦288年5月19日
今日レンとルーが中庭で花を細工して遊んでいた。
私のルーに触るな。妾の子の癖に・・・
憎い、憎い・・・消えろ、消えろ
皇暦289年9月3日
レンを材料にしてやった。
ルーが好きだった物なのでルーもレンも満足だろう。
私はとても慈悲深い人間なのだと自覚した。
これでルーは私のもの。
それとコレは別としてルーの成長がどうも遅いような気がする。
早くも効果が現れているのだろうか。とても楽しみ。
皇暦289年9月28日
ルーに元気が無い・・・
レンのことで落ち込んでいるようだ。
優しく声をかけてあげた。
「レンは病気で亡くなったそうよ。最後まであなたのことを呼んでいたわ」
私の胸へ抱きついて泣いてきた。
ざまぁみろ、レン。
本当は泣き叫びながら私に命乞いをして来た。
私は一度決めたら曲げないの。人思いに叩き潰してやったわ。
皇暦289年12月25日
もう後10人といったところ。
あと少し。
ルーも元気が出てきた。
完成した時には思いきり祝って褒めてあげよう。
きっとルーも喜ぶ。
皇暦290年2月12日
後2人。もうすぐだ。不思議と落ち着いている。
よくここまで出来たものだ。自分を自分で褒めたい。
そろそろルーを連れて用意をしようとお
暴力的な表現あります
- 2007/11/08 (木) 23:40
- マギの作り方